SEED DESTINYの感想続編

 いや、書きたかったこと忘れてて。とりあえず久々にスパロボやって中断台詞でラクスの声聞いて、今更ながらにりえりえの声って妙な説得力あるなぁ、とか思ったり。
 で、だ。そのラクスとあと議長についてなんだけど、まず議長。最終目的が遺伝子社会の構築だってことが分かったところで改めて考えてみると、おそらく種世界はまさに議長の掌で踊ってるってとこなんでしょう、ジブリールすら。前に議長がデストロイのデータ見てるシーンがありましたけど、あの時レクイエムのデータもあったみたいですので、やっぱり今回のことも想定の範囲内ってとこですかね。多分完全なる遺伝子社会の構築は、全人類に「あぁ自分たちはこのままじゃもうダメだ」と思わせなきゃ始まらないと思うんですよ。で、その『もうダメ』を好例の大量破壊ネタ=レクイエムにやらせる、と。

ロゴスが全人類の真の敵だ
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コーディネーター・ナチュラルのほとんどの民心掌握
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ジブリール切羽詰ってレクイエム発射
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最終的には月陥落、ザフトの勝利
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にしてもマジで人類はダメなんじゃないかという不安が全人類に
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皆さん、今こそ遺伝子による幸福な世界を

というのが個人的に考えついた議長の腹の内。そうなるとユニウスセブンがテロで落下したのから、レクイエムが的を外したのすら議長のシナリオの一部と考えられるという…で、この運命計画へのシナリオの最大の障害がクライン派。その生涯を取り除くためにアークエンジェルの撃墜を執拗に命じた、と。レクイエム発射時の怒り様が胡散臭かったのを考えれば、ジブリール目的のオーブ攻撃は、実際はアークエンジェル落とすためだったのかもしれない。ジブリールが月に上がらないことにはレクイエムも撃たれなかった訳だし。
 で、一方議長の理想世界に意義を唱える我らがクライン派。「ロゴスを討てばそれでいいのか」と散々ぱら訳分かんないことをおっしゃってくれてましたが、議長の言葉を「あなたがたは悪くない、悪いのは他にいる」と批判したことから考えると、多分言いたい事は、「悪い奴が他にいるから、そいつらをどうにかすればこの戦争は終わって平和になるのか。いや、そんなことは無い。真に必要なのはナチュラルもコーディネーターも全ての人が己の非を認め、互いの互いに対する憎悪も何もかも捨て去ってともに手を取り合うことだ。でなければロゴスを討ったとて、やがて第2、第3のロゴス(というよりブルーコスモスパトリック・ザラ主義者)が必ず現れる」とでもいったところではないでしょうか。
 置き換えてみればアースノイドスペースノイドが真に手をとり合う。まさに全ての人類が『ニュータイプ』になるとでも言えるそんな世界。理想も理想でいいところな理想。
 あーなんか長くなりましたが、言いたいことは以上です。なんか何言ってんだか分かんねぇな…