超星艦隊セイザーX

#38 友情は時空を越えて…

 ネオデスカル様はいやにあっさりとやられてしまいましたね。というか特攻したコアブレイバーの勇姿が涙を…
 その反面、エピローグはばっちしです。つか隊長本当に消滅しちゃうなんてorz 流れ的にはご都合主義でどうにかなってくれやしないかと思ってたんですが…あぁ、ステキな中年でした。(そして後から知りましたが、中の人も相当ステキな人でした)
 最終的にはコスモカプセルは消滅させられず、全て揃う事がないように、それぞれの戦士達が末永く補完していくことに。(あれ、なんかブレイドの最終回っぽくないですか?)『時間』の観念にはツッコまない方が無難な作品なので、ここで「有耶無耶になった」とかも言うべきではないでしょう。むしろそれぞれのキャラクターの成長劇にこそ目を向けるべきですよね。
 最後となるお茶の間のシーン、相変わらず3バカが笑かしてくれます。結局「カッコいいこと」ってなんだったんだよブレアード!wサイクリードさんのアドリブも復活してましたが、ちょっと足りない感じ。
 3バカを皮切りに次々とそれぞれのコスモカプセルに導かれ姿を消していくメンバー。ゴルドさん夫妻は大学芋屋をやるそうですww(思わずその日の晩飯に大学芋買っちゃったいw)ゴルドさんの男泣きに思わずもらい泣き。続いてアイン・ツバインと共に家族の下へ帰ることになったケイン。たっくんとのまさに「時空を超えた友情」を誓って消えていく様はもう…最後にアド。この人は本当に変わりましたねぇ。なんか終盤見せ場が多かっただけにしみじみと感じます。この時代のビオート星に行って家族の温かさ伝えるとか、すごい納得のいく行き先。
 さて、残されたたっくんとレミー。どうなるかと思えばたっくんはイギリスのパパのとこへ、レミーは…ドカチンバイト!?それなんて序盤のたっくん?ww 結局この二人はくっつくともくっつかないともな感じで終わりましたが、いい雰囲気でした。特に最後の「いってきます!」「ただいま!」のところは何かこの番組が延々主張してきた「家族の温かみ」を端的に表してて心にきましたねぇ…
 で、ED。「For 高橋永遠子ちゃん」というのはOPを歌ってた高橋洋樹さんのお子さんだそうで、なんでも今年3月に夭折されたそうで…ご冥福をお祈りします。しかしこの番組はそんな永遠子ちゃんに、文字通り最大の贈り物となった気がします。ネタでなしにそう言って差し支えない内容だったとつくづく思います。
 これで3年続いた超星神シリーズも一先ず終幕。思い返せば「久々のテレ東系特撮だから」と見始めたグランセイザーから、早いもので。当初あんなにネタっぽかったのが、今ではテレビ生活になくてはならないレベルにまで大きくなろうとは。グランのインパクター編後半とジャスティの後半がいまだに見れてないのがちょっと悔しいです。
 しかし後番は本当に赤ずきん。いや、放送すること自体には一向に文句はないが、やはりセイザーX最終回のあの感服直後にあの番宣はぶち壊しかも…